※この記事は過去に投稿したものを編集したものです。
スルースキルを実践は小さいところからはじめるのがオススメ
いきなり喧嘩売られて平常心で華麗にスルーだとか
身近な嫌な人の悪意ある行動を空気のように扱うとか突然はできません。
関わる事のない他人から実践していくのがオススメです。
とりあえず関わる事のない他人にイラッとするのをやめてみる
・ごみのポイ捨て、ガムの吐き捨て、車からタバコを捨てる
・街中を歩いていて突然邪魔な集団がいる
・ウィンカーつけずに曲がる車を見た
・わり込まれた。
など、普段些細な事でイラっとしてしまう場面はいっぱいある思います。
ですが、二度と会わないだろう人相手にイラっとするのなんて
自分の時間がもったいないです。意味ないです。
許せない気持ちとか正義感が顔を出すかも知れませんが
ここはスルースキル習得の練習だと思ってその思いもスルーしましょう。
注意点
スルーするのと我慢するのとは違うということです。
・スルーするというのは文字通り受け流す、
右から左に受け流してなかったことにすることです。
・我慢するということはなかったことにすることができずに
その場面を目撃してイラっとしてしまったことを耐えるということ。
我慢したら結局はストレスを溜め込むということになります。
ストレス源になる前に受け流すのがスルースキルです。
スルーする
ストレスになるまでの頭の反応は
①目で視覚情報を受け取る(例:ポイ捨て場面の映像)
↓
②脳で情報を処理(人が路上にゴミを捨てている)
↓
③処理した情報を今までに集積した価値観に当てはめる(ゴミノポイステヨクナイ)
↓
④あれあかんやん、あいつなんやねんという怒りの感情発生=ストレス
です。
脳の情報処理能力とは凄いもので①から④にいくまでに一瞬で行います、
スルースキルは④に脳の情報処理が到達するまで、
ストレスになるまでにその思考をストップする必要があります。
理想は①の時点で気づいて止めることですがそれはお釈迦様レベルです、
悟り開いたひとレベルです。
常人にはなかなか到達できるレベルではないので
④に到達するまでになんとかストップすること。
④に到達してしまっても到達した時点でアカンアカン、
ストレスにしてしまうと気づくことが大切です。
気づかないとその発生したストレスに対して何十秒も何分も
イライラして余計な事を考えてしまって無駄な時間を過ごすことになります。
目で見てから感情の発生まで常に自分の頭の中を注視することが鍵となります。
なれないうちは一気に①から④にいってしまって
気づけばイラっとしていたという状況が普通だと思います。
なのでできるだけ最初はイラっとしてしまったことに早く気づきましょう。
気づいたら、
「イラッしてしまった」や「怒り」など心の中で何度かつぶやいて
自分自身の思考を認めましょう。
自分のその時現れた感情を実況する感じですね。
ここでイラっとしてしまったことを否定してしまうと今度は
そんな自分にストレスを感じて怒りの連鎖になってしまうので
ただ自分がイラッとしてしまったことを認めてください。
「イラッしてしまった」と何度もつぶやくことで感情が
落ち着いてくると思います。
④に到達したプロセスを野放しにすると
・ああいう人間はダメだ! とか
・なんでポイ捨てすんねん理解できやんわクズめ! とか
怒りを助長するような思考が次から次へと湧いてきてしまって
スルーできない状況を無意識にドンドン作ってしまいます。
自分がイラッとしてしまったと認めて心の中でつぶやくことで
余計な事を考える余地を与えませんし、
段々と波立とうとした心が落ち着いてきます。
とにかく自分の中に生まれた負の感情にいち早く気づいて実況することが大事です。
最後に
スルースキルは一朝一夕でできるものでありません。
頭の反応に注意していても最初の方は
うっかり気づけずにイライラしてしまってスルーできなかった!
という事が大半だと思います。
ですがそこで諦めないでください、そこで自分を責めないでください。
少しづつ少しづつできるように力まずにスルースキル習得に
取り組んでいってください。
常に自分の感情を意識して見張っていればおのずとできるようになってきます。
しぇば!